平成17年04月20日

洗車場経営はニッセンプランニング

ランドリー併設で好調な業績に(ウォッシュアイランド中下条) 

洗車場経営版 2005年4月10日(日) に掲載されています。

2003年4月にオープンしたウォッシュアイランド中下条売り上げ月間300万円
オープン2年で来店客増加

ワンハーツプランニング(西澤廣社長)が経営するコイン洗車場のウォッシュアイランド中下条(所在地・山梨県甲斐市中下条814−1)は、オープンから2年近くを経て安定した売り上げを確保している。コインランドリーを併設していることで相乗効果をもたらし、両施設を利用する家族連れの来店などが多くなっているほか、 雨天時にはコインランドリーの利用者が大幅に増えコイン洗車場の売り上げを補填するというメリットがある。現在、売り上げは月間三百万円近くで推移しており、今後も一層の来客の増加を見込んでいる。

ウォッシュアイランド中下条は2003年4月25日にオープンした。敷地はコイン洗車場をコインランドリーのスペースの合計が約四百七十坪。広々とした敷地は作業しやすい環境になっており、同じコイン洗車場のファンが急増する要因になっている。
スプレー洗車機は泡ムース洗車が可能な「AW-7000」を4台設置しているコイン洗車場は門型機2台、スプレー洗車機4台で展開している。門型機は2台ともエムケー精工製の「プレーヌU」で、1台はスポンジの「ファイネルブラシ」、もう1台が発泡素材の「パーサーブラシ」を搭載。また「ファイネルブラシ」搭載機種には高圧ジェット水の機能も装備している。
スプレー洗車機はエムケー精工製の泡洗車が可能な「AW−7000」を4台設置している。スプレー洗車ブースは1台分のスペースを予備として用意しており、利用者が今後、増えた段階で増設も検討している。

2台設置する門型機のうち利用者が多いのはスポンジ素材の「ファイネルブラシ」搭載機洗車メニューは、
「ファイネルブラシ」搭載機が
@撥水コート(千三百円)
Aシャンプー&ワックス(千円)
Bワックス(七百円)
Cシャンプー(六百円)
D水洗い(五百円)
Eブロー(三百円)
の6コースを用意し、さらに水洗いとブロー以外には高圧ジェットを二百円で追加することが出来る。

一方「パーサーブラシ」搭載機は
@撥水コート(千三百円)
Aシャンプー&ワックス(千円)
Bワックス(七百円)
Cシャンプー(六百円)
D水洗い(五百円)
Eブロー(三百円)
の6コースを用意している。スプレー洗車は泡撥水洗車(八百円)や泡ムース洗車(六百円)など全5コースを利用できる。
門型機とスプレー洗車機の売り上げ比率は、門型機が六割程度を占め、門型機の利用者が多いのが特徴。門型機二台の比率は「ファイネルブラシ」搭載機が六割、「パーサーブラシ」搭載機が四割となっている。また、降雪期には、まずスプレー洗車機で足回りを洗浄し、その後に門型機でボディーを洗車するドライバーが多くなる。
 このほかの設備では、バキューム二台、マット洗い機一台、お湯(冬期)の自動販売機も設置している。お湯の自動販売機は百円で約18リットルを提供しており、無料洗車の利用者を排除する狙いがある。

併設するコインランドリーの「クリーンベスト」  一方、併設したコインランドリーは洗濯機を六台、乾燥機八台を設置している。洗濯機は洗剤が自動的に充填されるほか、選択層を二分間にわたり洗浄するドラム洗浄機能が付いており、いずれも利用シャン好評と言う。
 コインランドリーを併設したことで、全天候型の営業展開が可能となり、売り上げの安定化に寄与する。
去年9〜10月、台風が頻繁に上陸したが、洗車場の売り上げをコインランドリーが大幅に補填した。また、一年を通し雨が二日以上続くとコインランドリーが盛況になると言う。
 現在の月間売り上げは、三百万円弱。洗車場が65%、コインランドリーが35%で推移している。
洗濯機は大型3台のほか、小型も3台設置している 同じコイン洗車場は前面が生活道路で、出入りしやすい。周辺は新興住宅街で、半径500メートル以内にはスーパーマーケットが3店舗を営業しており、さらに1キロメートル以内ではもう一店舗と大型ショッピングセンターも営業している商圏。このような商業施設が多いことから、休日は数多くの家族連れが来店する。また、1キロメートルほどで甲府市で、同市の西部地区からも数多くの来店客が訪れるとしている。



ウォッシュアイランド中下条
3年検討し開店へ”土地活用に最適な事業”

西澤社長ウォッシュアイランド中下条を経営する西澤廣社長は、三年間の検討段階を経て同コイン洗車場をオープンした。時間をかけたのは、土地の有効活用という観点からじっくり考えたためだ。
  土地を有効活用して事業を立ち上げる上で、足かせとなってしまうのは人件費だったという。人件費のかからない事業がコイン洗車場だった。「アパート経営なども考えが、コイン洗車場やコインランドリーは閉鎖したり、オーナーが交代したり、テナントが変わったりと言うことがなく、安定した事業と判断しオープンを決意した」という。
 ただし、「当初はコイン洗車場は数多く営業しており、どうして経営が成り立つか不思議だったが、他の店を見学しているうちに、うまく経営できると実感できた」とも語っている。
 コインランドリーの併設は、安定した売り上げを確保する上で絶対に必要と考えた。コインランドリーもフランチャイズチェーンなど複数の店を見学した。設備は数多くのメーカーが製造しているが、西澤社長は他店を自ら利用して、どのような設備が最適かを考え選定。コイン洗車場と同様に利用者の立場での利便性を考慮している。このような市場調査の結果が現在の好調な業績につながっている。
 清掃は日課とし毎日怠らずに行っている。清潔感の溢れるコイン洗車場とコインランドリーは今後との多くの来店客が訪れることになるだろう。

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