|  コイン洗車場のカーピカランド桔梗
施設・洗車設備で評価受ける
固定客に恵まれる
開設から１５年も手入れ行き届く
コイン洗車場のカーピカランド桔梗（所在地・東京都調布市国領６−３２−１、岸一郎社長）は、ピーク時よりも売り上げが減少しているものの安定した来店台数を確保している。１５年以上にわたり営業を続けているが、キレイな施設・設備を維持して固定客に恵まれ、新規客の来店も多い。今年は一月が好調な台数を確保できたものの、２から３月は天候不順から伸び悩んだ。寒さが和らぎ需要期でもある４月以降の挽回を期待している。
ここ数年、売り上げは伸び悩むようになり、ピーク時に比べ月間で２０万円程度現象している。ただし、現在でも定期的に利用するドライバーが数多く、安定した売り上げを確保できている。
固定客をはじめ新規客にも評価を受けるのは、洗車場内の清潔さや最新の設備を取り揃えている点。門型機は２年前に代替えしたエムケー精工の「インテートG3」。スプレー洗車機もエムケー精工の「AW7000」を３台設置しており、近々リースアップすることから代替を検討しているという。
門型機のブラシはスポンジ素材の「ファンネルブラシ」を搭載している。メニューは９コースを用意し、内容は撥水コート２コース（１６００円、１４００円）、シャンプー＆ワックス２コース（１３００円、１０００円）、シャンプー２コース（１０００円、７００円）、水洗い２コース（８００円、５００円）、ブロー（３００円）としている。各コースとも洗車工程の往復回数が異なる２メニューを設けて、ドライバーが汚れ具合などにより選択できるようになっている。
一方、スプレー洗車機は「おまかせ洗車」４コース（水洗い、シャンプー２コース、ワックス＝６００〜８００円）、「こだわり洗車」（８００円）のメニュー内容。こだわり洗車は時間内に水洗いやシャンプー、ワックスのいずれも使用が可能なメニューになっている。
現在の売り上げ構成は、時期により異なるものの、門型機とスプレー洗車機では半々となっている。
１年ほど前からは水道水を有料化。バケツ一杯分が１００円で、無料洗車を行うドライバーの排除が行えるようになった。
今年は１月が幸先よく好調な実績を確保。しかし、２月が降雪や寒さが厳しかったことから落ち込み、３月も２月と同様の傾向だった。４月は上旬が土曜日に雨天だったが、徐々に寒さが和らぐようになり、ゴールデンウィークに向けて大幅に伸びていると見ている。昨年の４月は花粉の飛来や東日本大震災後の需要の伸びで、各最高を記録となる２３０万円の月商をあげた。それだけに今年も４月は期待が大きい。
カーピカランド桔梗は１９９６年にオープン。京王線・国領駅や布田駅に近い、幹線道路沿いで営業している。敷地は約１５０坪。利用者は隣接する狛江市や世田谷区の居住者など比較的広範囲にわたる。 |
